処女懐胎
- 作者: 岡田温司
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2007/01
- メディア: 新書
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処女にしてキリストを宿したとされるマリア。処女懐胎はキリスト教の中心に横たわる奇跡であり、夥しい図像を生み出してきた。「無原罪」の「罪がない」という否定の図像化一つとってみても、西洋絵画に与えたインスピレーションは巨大である。また、「養父」ヨセフや、「マリアの母」アンナはどのように描かれてきたのか。キリスト教が培ってきた柔軟な発想と表象を、キリストの「家族」運命の変転を辿りつつ描き出す。
著者の名著、『マグダラのマリア――エロスとアガペーの聖女』(中公新書)の続編か!
読みたい、あっ財布の中に手持ちのお金が……。