安心して絶望できる人生

安心して絶望できる人生 (生活人新書)

安心して絶望できる人生 (生活人新書)

内容(「BOOK」データベースより)
北海道にある浦河べてるの家統合失調症などを抱える人たちが暮らす共同体だ。最近べてるの家では、自分の病気を自分で研究する「当事者研究」が盛ん。「幻聴さん」と一緒に暮らし思いが極まれば「爆発」する。そんな自分を「研究」してみると、いつもの苦労や絶望のお蔭で、何だか自分の助け方がわかるように思えるから不思議だね。弱いから虚しいから、絶望の裏返しの希望を見晴かせる。逆転の人生哲学の「爆発」だ。


タイトルがすごい。呉智英先生の「差別ある明るい社会」に通じる逆転の発想だと思った。