自由論

自由論 (光文社古典新訳文庫)

自由論 (光文社古典新訳文庫)

保守も革新も依拠する、自由主義の古典、新訳が出たので読んでみることにする。
今となっては「常識」ともいってよい思想だけど、やはり、「古典」となると風格が違うなあ。いろいろと考えさせられる本でした。

植民地主義を肯定していたり、教育に関しては、親が子供に対する教育をさぼるなら、国家が強制的に親に労役を科して、子供の教育費にあてるべしなど、今となっては保守的ともとれる発想すらある。


考えようによれば、大日本帝国憲法を起草した伊藤博文の考え方にも通じるところがあるかも、決旭苦、日本って保守と革新の考え方って、思いの他近いのかもね。