{書評}算法少女
- 作者: 遠藤寛子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/08/01
- メディア: 文庫
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父・千葉桃三から算法の手ほどきを受けていた町娘あきは、ある日、観音さまに奉納された算額に誤りを見つけ声をあげた…。その出来事を聞き及んだ久留米藩主・有馬侯は、あきを姫君の算法指南役にしようとするが、騒動がもちあがる。上方算法に対抗心を燃やす関流の実力者・藤田貞資が、あきと同じ年頃の、関流を学ぶ娘と競わせることを画策。はたしてその結果は…。安永4(1775)年に刊行された和算書『算法少女』の成立をめぐる史実をていねいに拾いながら、豊かに色づけた少年少女むけ歴史小説の名作。江戸時代、いかに和算が庶民の間に広まっていたか、それを学ぶことがいかに歓びであったかを、いきいきと描き出す。
http://www.geocities.jp/nicht48/syoujyo/syoujyo.html
すごい萌え系のタイトルで、しかもブルバキの数学史の隣に並んでいたので買ってみた。
へー、同じタイトルで、江戸時代の本があるのか。江戸時代はあなどれませんな。